櫻井翔のJRFUアンバサダー継続 PR戦略専門家「協会のスポンサー企業が難しい対応を迫られる」
2023年09月17日 14:29
芸能
![櫻井翔のJRFUアンバサダー継続 PR戦略専門家「協会のスポンサー企業が難しい対応を迫られる」](/entertainment/news/2023/09/17/jpeg/20230917s00041000349000p_view.webp)
下矢氏は、スポニチアネックスの「櫻井翔さん起用の日本ラグビー協会『変更ない』 『事務所の社会的責任と個人の活動は切り離して考えている』」と題したネット記事を貼り付けた上で、持論を展開した。
まず、「櫻井翔氏の継続起用を決めた日本ラグビー協会だが、今度は協会のスポンサー企業が難しい対応を迫られることになる」と指摘。その理由について「じつはラグビーは視聴率などは低いわりに、けっこう『売れる』コンテンツなのだ。というのも、大企業の経営層にラグビー経験者が多いから。あるいは、ラグビー好きには所得の高い層が多いので、高所得者向けビジネスを展開する大企業にも人気だったりする。ラグビー協会のサイトを見ると、スポンサーは大正製薬。東芝、三井住友銀行、SECOM、三菱地所、キヤノン、そして先日、真っ先にジャニーズに厳しい態度で挑むことを表明したアサヒビールなど。錚々たる企業が並ぶ」と解説。
そのうえで、「こうした企業の決算会見や新商品発表会などでは、確実に『後援しているラグビー協会の判断をどう考えるか』という質問が記者から飛ぶことになる。もちろん記者は『否定的な回答』を引き出そうとしている。なので、もしラグビー協会の判断を肯定する回答なら、さらに追い討ちをかけることになる」と説明した。そして、「直近で会見予定があるスポンサー企業は、想定問答と対応策を考えておくべき」と自身の考えに基づいてアドバイスを送った。
下矢氏は、テレビ東京、ソフトバンクなどを経て、独立。テレビ東京では、「ワールドビジネスサテライト」、「ガイアの夜明け」を、ディレクターとして制作し、500社以上の中小・ベンチャー企業を取材。プレスリリースに接する中でPR方法なども研究した。ソフトバンクに転職後は、孫社長直轄のメディア事業を担当し、情報発信術を学び、現在は、PR戦略コンサルタントとして、中小企業のブランディングや宣伝のサポートなどをしている。