芸能一家で育った手芸家　29歳で他界した姉とは「デートについていく」仲　他界が留学のきっかけに

　俳優の勝野洋（74）、タレントのキャシー中島（71）夫妻の長男で手芸家の洋輔（39）が19日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」（月～金曜後1・00）にゲスト出演。2009年に肺がんのため29歳の若さで他界した姉・勝野七奈美さんから受けた影響について語った。 　洋輔はかつてフランス・パリの刺しゅう学校に留学。両親は頻繁に会いに来たといい、「夏休み、冬休みとかに会いにくるのは分かるんですけれども、合間も来るんで一年に4、5回は来てて」「凄く寂しかったみたいで」とも話した。

　また、元々留学は「姉が亡くなったことが凄くきっかけにはなっていて。亡くなったっていう事実と、その時に一度全部家族がバラバラになった気がしたんですよ。家族5人で一緒にいたのに、そこから1人いなくなるって本当に塔が崩れるみたいな」と語った。

　自身は七奈美さんとは「凄く性格が似てて、しょっちゅう一緒にいたんですよ。お姉ちゃんと。変な話、姉ちゃんのデートに僕がついてくみたいな。それぐらい仲良くて」と七奈美さんの交際相手も不思議がるほどの仲だったと回顧。そんな中で「亡くなった時に、人生って自分が思ってるよりも全然短いんだって凄く実感して。何があるか分からないからもう後悔はしたくないって思ったんですよ」と明かした。

　かねて留学はしたいと思っていたものの、「いつかじゃなくて、今しないと何があるか分かんない、と思って」と洋輔。両親や様々な人に相談し、「気がついたら、1カ月後にはもうフランスに渡ってて」。そうして2010年から5年留学。当初は1年の予定だったというが、刺しゅうの学校、語学学校で学んだあとは、服飾の学校でも学んだとした。