尾上松緑 2カ月連続で新作歌舞伎上演「2夜連続ドラマとして観て頂ければ」

2023年09月19日 20:30

芸能

尾上松緑 2カ月連続で新作歌舞伎上演「2夜連続ドラマとして観て頂ければ」
2カ月連続で新作歌舞伎を上演する尾上松緑(C)松竹 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の尾上松緑(48)が、12月と来年1月の東京・歌舞伎座の公演で、主演を務める新作歌舞伎を2カ月連続で上演する。
 「忠臣蔵」として親しまれている赤穂事件の外伝を歌舞伎化。どちらも講談が元になっており、12月には討ち入り前夜の物語となる「俵星玄蕃」を、来年1月には後日譚となる「荒川十太夫」をそれぞれ上演する。

 「荒川十太夫」は今回が再演。昨年10月に初めて上演され、松緑としては自身初の新作歌舞伎として話題を集めた。人気講談師・神田伯山(40)の師匠で人間国宝の神田松鯉(80)の名作口演を歌舞伎化したもので、「文化庁芸術祭賞・芸術祭優秀賞」も受賞した。「俵星玄蕃」に関しては今回が初の歌舞伎化となる。

 松緑は「伯山先生から御縁を繋いで頂き台本協力等、様々なお教え、御力添えを賜っている神田松鯉先生には言葉では言い尽くせ無い感謝の念で一杯」と今回の縁に感謝。「2作品の毛色の違いを出して行けたらと計画中です。話は続いておりますので2夜連続ドラマとして観て頂ければ幸いと思っております」と期待感をあおっている。 
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