BS―TBS「吉田類の酒場放浪記」 “一人の客”としてリサーチ活動

2023年09月20日 07:00

芸能

BS―TBS「吉田類の酒場放浪記」 “一人の客”としてリサーチ活動
20周年に笑顔の吉田類 Photo By 提供写真
 放送20周年を迎えたBS―TBS「吉田類の酒場放浪記」(月曜後9・00)。20年間で酒場詩人の吉田類(74)が訪れた酒場は1121軒。東京の下町を中心に人情あふれる店を巡ってきたが、その裏にはリサーチを兼ねたディレクターの“飲み”がある。
 尾賀達朗プロデューサーは「ディレクターがいろんな駅に行って店を探して、実際に何度か通って、店主や常連さんと仲良くなってから取材OKをいただくことが多いです」。インターネットで検索して見つけた店に電話をしてロケを取り付けるような短絡的なことはしない。

 店選びは家族経営であることや長年続いていること、地域に根付いていることなどを重要視。尾賀氏は「老舗は簡単に取材を入れてくれないことも多い。常連の方を気遣うので」。ロケでは常連に迷惑をかけないことも大切にしている。

 「毎日のように店を探して飲み歩くスタッフもいます。最初は“酒場放浪記です”とは明かしません」。まずは一人の客としてどんなお店なのかを体感する。ミシュランガイドの覆面調査員のようなリサーチ活動が番組を支えている。

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