スマイリーキクチ、ジャニーズ広告巡る「ネスレ」対応に思い「僕が殺人犯だとデマを書き込まれた時期も…」

2023年09月20日 10:45

芸能

スマイリーキクチ、ジャニーズ広告巡る「ネスレ」対応に思い「僕が殺人犯だとデマを書き込まれた時期も…」
スマイリーキクチ Photo By スポニチ
 タレントのスマイリーキクチ(51)が、20日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。ジャニーズ事務所をめぐる企業の“CM撤退ドミノ”について、自身の過去の経験と照らし合わせて言及した。
 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、各企業は、所属タレントを起用したCMの公開延期や、CMキャラクターの変更など対応に着手。スポンサー企業からは、性加害の事実に厳しい見方が相次いだ。

 そんな中、19日に食品メーカー「ネスレ日本」元代表取締役社長兼CEOでビジネスプロデューサー・高岡浩三氏がフェイスブックを更新。「クライアントサイドにいた私でさえ、ジャニー喜多川氏が元々性癖があってジャニーズ事務所を開設したという噂は、かれこれ20年以上前から噂として知っていた」とし、「私は、ネスレのガバナンスとコンプライアンス規定の観点から、キットカットと言えども一度もジャニーズのタレントをCMや販促に起用しなかった」と思いをつづった。

 この報道を受け、キクチは「ずーっと昔にネスカフェの缶コーヒーのCMに出演させて頂いた。その時2ちゃんねるの掲示板に殺人犯だとデマを書き込まれて、ネスレさんにも“殺人犯を出すな”といった苦情が殺到」と、ネスレが自身をCMに起用していたことを回顧。

 キクチは悪質なデマによって企業側にも影響が出ることを懸念したが、「クライアントから事務所に問い合わせがあって事情を説明した」と振り返り、「1番酷かった時期、にも関わらず契約期間を延長してくれた」と、当時の感謝を記した。

 キクチはかつて、過去のある殺人事件に関係したという事実無根のデマによりネット上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた。2009年には男女7人が名誉毀損(きそん)容疑などで書類送検された。2011年にはその経験をつづった著書「突然、僕は殺人犯にされた―ネット中傷被害を受けた10年間」を上梓している。
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