TBS、Sexy　Zone中島健人　「A―Studio＋」収録“延期”に「番組制作上の総合的な判断」

　TBSが20日、東京・赤坂の同局で定例社長会見を行い、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、同局のトークバラエティー「A―Studio＋」（金曜後11・00）へのゲスト出演を予定していた「Sexy　Zone」の中島健人（29）の収録が中止となったことについて言及した。 　編成担当の龍宝正峰取締役は「制作過程に関してはお答えしておりません」としつつも、「番組制作上の総合的な判断で延期させていただいた」と説明。今後の収録については「今後について総合的な判断でしていきたい」と話すにとどめた。

　中島は10月放送の同番組にゲスト出演が予定されていたが、今月15日にスタジオ収録が決まっていたが、13日までに中止に。大きな理由は、ジャニーズタレントの広告起用撤退を表明した「花王」が番組メインスポンサーを務めているため。同局関係者は「番組スポンサーの意向が影響した」と話しているが、花王は「番組内容や出演者は放送局側に制作権があり、意見できる立場にない」としている。

　同社は11日に広告起用を継続する姿勢を見せていたが、翌12日に一転。公式サイトで「ジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、可及的速やかに中止いたします」と発表した。中島は同社の化粧品「KATE　リップモンスター」の広告に起用されていた。

　中島は収録中止が明らかになった15日、自身の自身のインスタグラムのストーリーズで「たくさんの応援の言葉ありがとう　嬉しかったです　そして心配かけてごめんね。今、自分は自分にしかできないことをやりたい。それが誰かの力になることを信じて。誰かの素敵な色になる事を願って」などとつづっていた。