風間晋氏　日大ラグビー部“いじめ疑惑”、日大の教育理念を読み上げ「頑張れ日大としか言いようがない」

　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が21日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。日大ラグビー部の制汗スプレーにライターで火を付けて近づけられるなどの“いじめ”疑惑についてコメントした。 　日大広報部広報課は20日、ラグビー部で昨年、部員1人が他の部員からガスバーナーを背後から当てられるなどのいじめを受けたとの一部報道について、「事実ではなく、実態は制汗スプレーにライターで火を付けて近づけられたもの」などと回答した。同日、スポニチの取材に応じたもので、「評議員会で林理事長から報告があった」との報道も否定し、「競技スポーツ部長から（報告が）なされた」と回答した。

　事案は22年5月に発生したものだといい、「当該行為は許されるものではなく、ラグビー部の改革が必要であると考えた」とし、今年度は新監督を迎えて活動している。事案の詳細については、「回答を差し控える」とした。

　番組では、発汗スプレーの事案のほかに、無断で、私物をインターネットで売る行為もあったと伝えた。日大ラグビー部の川村真一朗総監督は、同局の取材に、これらの行為を「迷惑行為」「いたずら行為」と表現。この迷惑行為、いたずらとされる行為をした部員は、すでに退部していることを明かした。一方、現役のラグビー部員は同局の取材に「いじめだと思う」と答えているという。

　風間氏は「大学ですからねえ、なんか幼稚だし、それといじめかどうかって議論もズレてるよねって思っていて。日大は教育理念というのをちゃんと掲げていて、そこでうたっているのは、グローバルな視野で物事をとらえて、それぞれが学ぶ領域や活動体験を社会に展開できる人材を育成、養成することを目指している。もう頑張れ日大としか言いようがないですよ」とコメントした。