桂春蝶 公演会見で父譲りの阪神愛熱弁「優勝しみじみ味わって涙」娘の言葉に「また涙」
2023年09月21日 17:47
芸能
今回は浄土真宗の開祖・親鸞にまつわる噺「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」と、作家・太宰治「人間失格」をモチーフに描いた「笑う人間失格」の2作。自作ではなく、ともに劇作家・わかぎゑふ氏(64)の創作だ。
「日本で一番読まれている歎異抄と、一番読まれた本である『人間失格』。何故日本人が愛してきたかずっと気になっていた」と春蝶。わかぎ氏は「一人芝居が落語という形になったものを書いた」と多忙な中、一気に書き上げたという。
虎党として有名だった父の2代目春蝶と同様、大の阪神ファンである春蝶。18年ぶりのリーグ制覇を果たしてちょうど1週間経ったが「優勝はしみじみと味わって、涙が出た。中3の娘がティッシュを持ってきてくれて。“おじいちゃんも喜んでるだろうね”と言って、また涙が」と感動のシーンを振り返った。
日本シリーズ進出については「勝っても負けてもどっちに転んでも」と大きな気持ちで見つめるつもり。高校の先輩である岡田彰布監督(65)については「“あれやんか”だけで担当記者に(意味を)分からせるのはすごい。言葉の芸術として憧れる」と絶賛していた。
「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」は11月22、23日に、「笑う人間失格」は12月9、10日にいずれも「扇町ミュージアムキューブ」(大阪市北区)で。