桂春蝶 公演会見で父譲りの阪神愛熱弁「優勝しみじみ味わって涙」娘の言葉に「また涙」

2023年09月21日 17:47

芸能

桂春蝶 公演会見で父譲りの阪神愛熱弁「優勝しみじみ味わって涙」娘の言葉に「また涙」
「落語で伝えたい想い」番外編をPRする(左から)わかぎえふ、桂春蝶、相愛大・釈徹宗学長 Photo By スポニチ
 落語家・桂春蝶(48)は21日、大阪市内で「落語で伝えたい想い・番外編」の発表会見に臨み、「皆さんが聞きに来てよかったと思える会にしたい」と意気込みを語った。
 春蝶自身が感動したもの、心を揺さぶったもの、伝えなければならないと全身全霊で想った話を題材に落語という表現方法で伝える「落語で伝えたい想い」。13年にスタートし、シリーズ化して来年で10回目を迎える。その前にずっと気になっていた実在の作品を番外編として公演する。

 今回は浄土真宗の開祖・親鸞にまつわる噺「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」と、作家・太宰治「人間失格」をモチーフに描いた「笑う人間失格」の2作。自作ではなく、ともに劇作家・わかぎゑふ氏(64)の創作だ。

 「日本で一番読まれている歎異抄と、一番読まれた本である『人間失格』。何故日本人が愛してきたかずっと気になっていた」と春蝶。わかぎ氏は「一人芝居が落語という形になったものを書いた」と多忙な中、一気に書き上げたという。

 虎党として有名だった父の2代目春蝶と同様、大の阪神ファンである春蝶。18年ぶりのリーグ制覇を果たしてちょうど1週間経ったが「優勝はしみじみと味わって、涙が出た。中3の娘がティッシュを持ってきてくれて。“おじいちゃんも喜んでるだろうね”と言って、また涙が」と感動のシーンを振り返った。

 日本シリーズ進出については「勝っても負けてもどっちに転んでも」と大きな気持ちで見つめるつもり。高校の先輩である岡田彰布監督(65)については「“あれやんか”だけで担当記者に(意味を)分からせるのはすごい。言葉の芸術として憧れる」と絶賛していた。

 「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」は11月22、23日に、「笑う人間失格」は12月9、10日にいずれも「扇町ミュージアムキューブ」(大阪市北区)で。
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