豊川悦司 “新たな梅安”テレビ初登場 「画面の細部や表情の変化に注目していただきたい」
2023年09月24日 05:00
芸能
江戸の郊外、品川台町に住む鍼医者の梅安にはふたつの顔があった。腕のいい鍼医者という表の顔と、生かしておいてはためにならない人物を闇に葬る冷酷な仕掛人という裏の顔だ。
ある日、梅安は料理屋を訪ね、仕掛けの標的である内儀の顔を見て息を呑(の)む。それは暗い身の上を思い出させる対面だった…。その仕掛けは果たしてどんな決着をみせるのか――。
これまで緒形拳、田宮二郎ら名優が演じてきた梅安。新たな「仕掛人・藤枝梅安」の誕生は見逃せない。
豊川は「原作のイメージに立ち返ることを意識した。池波先生が描いた原作の梅安は“寡黙な男”という印象。僕が演じるのであれば、一見何を考えているのか分からない、ドライで謎めいた男にしたいと思い撮影に臨みました」と振り返る。そして「テレビだと、気になった場面を何度も見ることができるので、映画館でご覧になった方も画面の細部や表情の変化に注目していただきたいです。梅安がおみの(天海)を初めて見た瞬間の表情など、ぜひじっくりご覧ください」と語った。