田中みな実＆弘中綾香アナ「あざとくて何が悪いの？」勇退　「あざといが市民権を得たのは私たちのお陰」

　テレビ朝日のバラエティー番組「あざとくて何が悪いの？」（日曜後11・55）で、19年の番組スタート時からMCを務めてきた田中みな実（36）と弘中綾香アナウンサー（32）が、24日の放送をもって番組を“勇退”した。 　番組冒頭、弘中アナが「“あざとい”が市民権を得たのは私たちのお陰」と笑顔。番組は過去の発言を振り返る形で進み、最後に2人は4年間の思い出を語った。

　田中は「街中で声をかけて頂くときに“あざといやつ見てます”と言われることが、世代問わずとても多かったので、この番組はそれだけ認知されているんだなと。Z世代みたいな子たちが私たちのことを知ってくれているのは、この番組あってだな…と、とても番組に対して感謝していますよ」と思いを口に。

　MCの山里亮太から「4年間、切ったね。身」と振られ「良かったです。逆に言うと、包み隠すものがないので、これから恋愛するときに“私、全部こういういう感じだけど”というのがメディアに出ちゃっているから。そういう人だと思ってきてくれる人がいたら勇者だし、話が早い」と懐の広い一面を示した。

　弘中アナも「お二人は本当に、何でも受け止めてくれるような包容力があったからこそ、思い切りしゃべれたというのがある」と山里、田中にしみじみと感謝を口にした。

　7月30日の放送で2人の卒業が明らかにされ、8月27日の放送で10月からの新MCに元℃-uteのメンバーで歌手の鈴木愛理（29）が就任することが発表されていた。

　番組は、田中と弘中アナ、山里の3人であざとさについてトークを繰り広げながら、あざとい男女のリアルな恋愛事情や処世術をあらゆる角度から深掘りしてきた。

　2019年9月に単発で放送されて大好評を博し、翌20年に2本の単発をさらに放送後、10月からレギュラー放送となった。国内だけでなく、アジアの13の国と地域でも配信され、国境を超えて人気となっていた。

　この間、弘中アナはプライベートで節目の時期を迎えていた。昨年、一般男性と結婚、現在は第1子を妊娠中で、10月から産休に入ることとなった。

　10月からの新MC、鈴木愛理は05年から17年まで、「ハロー！プロジェクト」の人気グループ「℃-ute」のメンバーとして活躍。圧倒的な実力と天性の“あざとさ”を武器に、男女問わず幅広い層から圧倒的な支持を得てきた。これまで「あざとくて―」では22年に「あざと連ドラ第4弾『君があざとくて何が悪いの？～僕らの恋日記～』」に出演し、スタジオゲストとしても過去2回登場している。

　なお、番組は10月以降、毎週木曜の深夜0時45分からの放送となる。