浜村淳 ギプス姿で会見「切りのいい50年で後進に道を譲ることになりました」平日枠ラジオ来年終了で
2023年09月25日 16:52
芸能
丸50年続いてきた人気番組の平日枠が終了。72年10月スタートの前身番組「ごめんやす浜村淳です」から77年に現番組名となった土曜日枠は存続する。毎朝4時半に起床して6時前に局入りし、本番開始ギリギリまで当日の新聞全紙をチェック。自身が選択した話題を、豊富な経験と知識を散りばめ、独特で流ちょうな語り口“浜村節”で読み解くコーナーは幅広いリスナーに支持されてきた。
今年に入って、同局編成局内で後進育成に加え、浜村の健康面も考慮し「50周年の区切りで」との検討が始まり、浜村と会談した。平日番組終了を最初に聞いた時「ついに来たかと。始まったものは必ず終わりが来る」と浜村。「来年1月10日で89歳。MBSさんも心配してくれて。心身ともにちょっと心配。89歳にもなったら放送中に突然認知症が発症するかも。お気遣いいただいた。50年一区切りということで番組を勇退します。ダラダラ続けていれば老害と呼ばれるかもしれない」と最終的に決断。「土曜日は残りますし、失望、落胆はない」とした。
番組の思い出としてゲストに「ソフィア・ローレン、アラン・ドロン、石原裕次郎さんも来てくれた」と振り返り、笑いを誘った浜村。同局ラジオコンテンツデザイン・有貞直明局長は「ラジオ界の宝という番組。ぜひ残したいと土曜日は引き続き放送することになりました」と説明した。
来年4月15日に「番組50周年記念イベント」を来年3月27日に開場したばかりのスカイシアターMBSで開催することも合わせて発表された。浜村は、半世紀ぶりに平日午前中に空いた時間ができて「朝寝坊ができるのがありがたい」と笑わせた。時間の使い方については「読もうと思って買い込んだ書籍を読みあさりたい。DVDも山ほど溜まっているので見たい」とした。
また、後継番組について同局・中村理常務取締役は「最終調整中です」と語った。