すい臓がん「ステージ4」みずき、再発の兆候　手術成功から約3カ月…「治るのが当たり前と思っていた」

　すい臓がん「ステージ4」と診断されたことを公表したみずき、こうへいによる登録者23万人超の旅系ユーチューバー「sunny　journey～サニージャーニー～」が、28日までに公式YouTubeチャンネルを更新。がん再発の兆候があると報告した。 　元保育士のこうへいとみずきが、軽キャンピングカーで車中泊しながら日本一周をしていく人気旅チャンネル。昨年10月、みずきは膵腺房細胞がんの「ステージ4」と診断され、左鎖骨周辺のリンパへの転移も確認されていた。全身にがんが転移しているため切除不能で、「このまま何もしなければ、あと4カ月。標準治療を進めて、抗がん剤で延命していったとして、長くて2年」と告げられたことを告白し、旅を中断して治療に専念。地上波の情報番組でもニュースとして取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。

　診断後、抗がん剤治療を開始。6月には、この治療が奏功し、がんが縮小したため、「膵頭十二指腸切除術」を受けることを決断。7月にこうへいが手術の成功を報告し、7月末に退院して2人で動画に出演し、退院を祝福する声が多く寄せられていた。

　現在は、全身に転移している可能性があるがん細胞を叩くために抗がん剤による治療を続けていると説明。その治療の中で、手術後初めてCT検査を行ったところ、「ちょっと怪しい…再発の疑いがある箇所がある」と指摘されたという。

　こうへいは「僕らは医療従事者ではないので間違っているかもしれませんが」と前置きした上で、「先生の話をそのまま再現するなら“リンパのつなぎめのリンパ節が、ちょっと本来より腫れているから、ちょっと怪しい。これから腫れてくるようだったら、ここに転移している”ということだった」と説明。「抗がん剤が効かなくなっているのではないか」という診断だったことを明かした。

　すぐに再検査を行い、次の受診で結果が分かるという。こうへいは「結構ショックでした」と動揺した様子で、みずきも「そうだね、早いってなったよね。もうちょっと経ってからかなって思ったけど…凄く怖いですよね」と、率直な思いを吐露。こうへいは「甘かったなと思ってます。僕が。手術ができるようになって、まず喜んで。手術も成功して、経過も順調で。要は、みずきの今までの治療経過って、信じられないくらい順調に進んでいて。病院に行って、悪い話がなくて。どこか、このまま半年無事にすぎて、何事もなく治るのが当たり前みたいに思い込んじゃってる部分があった」と吐露し、「甘かったな」とつぶやいた。

　この動画には「二人がいつまでも笑顔でいられるように祈るばかりです。全力で応援しています。病気に負けるな」「お医者さんは検査の結果について少しでも気になる部分があると悪く言うのが通常らしいです。それで結果が心配なければ万々歳です。万が一、再発していても決して諦めないでください」「再発じゃありませんように」「どんな気持ちを抱えてこの動画を撮ってくれたんだろう。どうか良い方向に進みますように。祈ってます」「これまでの奇跡がずっと続いていく事を祈ってます。みずきさんの強さ、明るさなら大丈夫だと信じてます」と、心配や応援の声が多く寄せられた。