伊藤聡子氏 ジャニーズ性加害問題に「今は人権侵害に厳しい。今回は青少年に対する性犯罪で重大な侵害…」

2023年09月28日 16:43

芸能

伊藤聡子氏 ジャニーズ性加害問題に「今は人権侵害に厳しい。今回は青少年に対する性犯罪で重大な侵害…」
読売テレビ社屋 Photo By スポニチ
 フリーキャスターの伊藤聡子氏が28日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所に対するNHKの対応について言及した。
 27日に行われたNHKの定例会見では、稲葉延雄会長がジャニーズ事務所所属タレントの今後の番組起用について「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わない」と明言。大みそかの紅白歌合戦についても同局は「同じ方針」とした。山名啓雄メディア総局長も「紅白はジャニーズのタレント起用はゼロになるのか?」の質問に「現時点ではそうなる」と語った。

 さらに、NHKと同事務所はこれまで“蜜月関係”があったのではとの質問が出たが、稲葉会長は第三者委員会などでの調査は行わない方針も示している。

 伊藤氏は、テレビ局のジャニーズ事務所の対応について「難しいし、厳しいなというのが私の考えですね」と言い、「というのは、企業の姿勢とか責任というのは、物凄く今問われるようになってきていて、自分の会社はもちろんなんですけれども、取引先に対して人権侵害がないかどうかというところを凄く厳しく見る」と指摘。そのうえで、新疆ウイグル自治区の綿を例に出し、「質が良いし安いということで、さまざまなブランドが使っていましたが、実際には人権問題が起きていた。それを買って取引するのか、綿をつくっている人には罪はないんですが、だけれども取引は絶対にできないという姿勢になってしまう」とし、「そうすると、今回の問題も青少年に対する性犯罪になるので、非常に重大な侵害。そこにお金が行くのは非常に問題だし、ジャニーズが10月2日の会見でどういう体制になるのかは注目ですが、そこの冠の中に、しかもジャニーさんという名前を拝している組織があるのかどうなのか。そこは決別しないとなかなか難しいというところはあるとは思いますね」と自身の見解を述べた。
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