EXIT兼近 119番“過剰通報”から日本社会を危惧「近くに助けてって言える人がいない」

2023年09月28日 23:46

芸能

EXIT兼近 119番“過剰通報”から日本社会を危惧「近くに助けてって言える人がいない」
EXITの兼近大樹 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(32)が28日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演。近年問題となっている119番の“過剰通報”について、自身の思いを語った。
 119番件数は年々増加傾向にあり、昨年は全国で約900万件。東京消防庁では初めて100万件を突破し、過去最多の103万6645件に上った。その背景にコロナ禍や猛暑がある一方、全体の2割が「不要不急」の通報だという。今月11日には東京消防庁の公式X(旧ツイッター)が「不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります」と投稿し話題を呼ぶなど、通報者の“モラル”が問われている状況だ。

 番組内では「明日入院するので救急車を予約したい」「犬の体調が悪いから動物病院に運んで」「電気が消えなくなった、何とかしてほしい」など実際にあった非常識な通報を紹介。出演者は一様に驚きを見せ、りんたろー。は「モラルの欠如で救えたかもしれない命が失われているかと思うと、怒りを通り越して切ない」と話した。

 そんな中、兼近は「モラルとかの前にもっと気にしなきゃいけないことは、人と人との関わりが希薄になってて頼れる人が近くにいない」と指摘。「だからどうでもいい話を本気でどうしようと思って、誰かに頼ろうと思って119番している。このSOSはけっこう国民の声だなって。近くに助けてって言える人がいないんだなって。僕は一瞬で危険だなって思っちゃいました」と、日本社会全体の危機として問題提起していた。

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