風間晋氏　葛飾区・青木区長＆峯岸議長のビジネスクラスでの海外視察に「区民感覚からもズレズレ」

　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が29日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。葛飾区長らによるウィーン視察について言及した。 　番組では、独自ニュースとして、東京都葛飾区の青木克徳区長、峯岸良至議長らによるビジネスクラスを使用したオーストリア・ウィーン視察について伝えた。旅費の詳細資料を入手したとして、その内容などを放送。青木区長と峯岸議長はビジネスクラスで、ほか3人はエコノミークラスを利用し、青木区長と峯岸議長の総額は約170万円。ほか3人は約80万円で差額は90万円あったという。

　葛飾区とウィーン市（第21区のフロリズドルフ区）は、1987年に友好都市提携を終結し、今年で36年目。青木区長は2009年に当選し、現在で4期目で、ウィーン市には4回目の訪問だった。

　フジテレビが青木区長に取材を試みたところ「時間の都合で取材を受けること、コメントを出すことはできません」としているという。

　風間氏は「区民感覚からもズレズレですよね。ご自分のお金で6日間170万円のウィーン旅行行かれますか？っていう話で、行かない、行けないですよ」と指摘。

　そのうえで「しかも姉妹区交流というのが、もう36年続いて区長は4回目でしょ。そんな見栄張ってやるようなお付き合いじゃないですか」とし、「それよりも葛飾区は区民の交流プログラムを持っているんですよね、ウィーンの区との間で区民の行き来をするという、そういうものをもっとやってもらいたいなと思いますね」と自身の見解を述べた。