NHK　ジャニーズ会見受け慎重姿勢崩さず「補償と再発防止に向けた取組が着実に実施されているか確認」

　NHKは2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害を認め、ジャニーズ事務所が今後の会社運営について都内で会見を開いたことを受け、公式サイトでコメントを発表した。 　会見では従来の同事務所は「SMILE－UP.（スマイルアップ）」に社名変更され、被害者救済や補償に特化。東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。救済や補償の具体的時期などにも言及した。

　会見での事務所の発表を受け、同局は「本日のジャニーズ事務所の会見を受けて」と題したコメントを発表。「きょうの記者会見で示された方針も含め、今後も事務所側のやりとりを継続し、被害者への補償と再発防止に向けた取組が着実に実施されているか確認してまいります」と、慎重に経緯を見守る考えを示した。

　同局は9月に開いた会見で、稲葉延雄会長が「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わないという基本スタンス」と明かした。これにより、大みそか紅白歌合戦にも同事務所の所属グループ、タレントが出場しない見通しとなった。

以下、コメント全文。

【NHKコメント】

　きょうの記者会見で示された方針も含め、今後も事務所側のやりとりを継続し、被害者への補償と再発防止に向けた取組が着実に実施されているか確認してまいります。

（以上）