上野四段、今世紀初!プロ入り翌日に初勝利 新人王戦第1局で今年度最高勝率で現役最年少棋士の弟弟子破る
2023年10月02日 18:14
芸能
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お互い、王が囲いに入る前の25手目、上野が3筋の歩を突き出して開戦。43手目、金桂交換からさらに角桂交換と駒損が拡大したが、藤本王の頭上へ歩のバリケードを築いて攻勢を強めていった。対する藤本は8筋にと金、3筋に角を放って包囲網を築いたが、兄弟子に緩みなく寄せ切られた。
上野は今期、中澤沙耶女流二段(27)、伊藤匠七段(20)、増田康宏七段(25)、吉池隆真三段(18)を破っての決勝進出。伊藤は6日開幕の竜王戦7番勝負で藤井にタイトル初挑戦し、増田は名人戦B級1組順位戦を現在5勝1敗とし、A級昇級へ単独トップを走る。
「この新人王戦が自分にとっての活躍のきっかけになればいい」。藤井、伊藤より1学年下の20歳は、飛躍への足場を着実に固めている。第2局は23日、同会館で行われる。