荒れたジャニーズ事務所会見 立岩陽一郎氏「糾弾の場ではない」 1社1問ルールも「ばかげた話」

2023年10月03日 12:37

芸能

荒れたジャニーズ事務所会見 立岩陽一郎氏「糾弾の場ではない」 1社1問ルールも「ばかげた話」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 元NHK記者で国際ジャーナリストの立岩陽一郎氏が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に生出演。ジャニーズ事務所元社長のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題をめぐり2日に行われた、事務所の2回目の会見についてコメントした。
 会見では指名されなかった記者がヒートアップ。「茶番だ」という声が飛ぶと、司会者は「いえ、まったく茶番ではないです」、表情にもクレームをつけられると「笑ってないです」と返す場面も。

 荒れる記者会見にジャニーズJr.の育成などを手掛けるジャニーズアイランドの社長で、元V6の井ノ原快彦が「自分にも子供がいます。会見は生放送されていて、子供たちにも伝わります。被害者の方々も見ています」と語り始め、「だからこそ、被害者のことでもめている大人の姿を見せたくない。ルールを守る大人を見せたい。どうか、落ち着いてください」と静かな口調で呼びかけた。

 立岩氏は「記者会見は、誤解がないように言いますけど、糾弾の場ではない。分からないことを明らかにする場。冷静に落ち着いて、相手を非難することなく」と説明。「一方で、1社1問って言ってますね。ばかげた話」とも。

 「公平に質問の機会を与えると言って、一見、公平に見えるけど。記者会見は公平にあらゆる人に質問する場を与えるのではなく、わからないことを聞いて答えてもらう場。ならば皆が質問することに重点を置くのではなく、1人の人が聞いて、その答えが明確でなければさらに質問するということがなければ、成立しない」と指摘。

 「次の会見のときにジャニーズのみなさんには考えてほしい。1社1問はジャニーズが目指そうとしている国際標準から大きく離れている。そんなことをやるのは基本的に日本だけだと思った方がいい」と伝えた。
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