能條桃子氏 ジャニ会見の井ノ原への拍手「今問題になっているマスメディアの忖度をしてきた人たちの絵」
2023年10月05日 12:21
芸能
質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。
事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。
番組では、ジャニーズ事務所関係者が「NGリストは運営会社が勝手につくったもの。事前に打ち合わせがあったことは事実。途中から出席し、“ガス抜きの場なのだから、ちゃんと記者を当てろ。会見から1時間くらいたったら指名すればいいのではないか”と指摘した」と話していると伝えた。
能條氏は番組による事務所関係者のコメントについて「(事務所関係者の)ガス抜きって言葉からも分かるように、これはPR会社の責任だけにして自分たちは被害者なんだっていう面をジャニーズ事務所がとるというのは本当に難しいことだなと思いますし、そうなってはいけないと思います」と指摘。
そして、「同時に(会見の)途中で指されない、NGリストに載っていたであろう記者から“茶番なのではないか”と言われた時に、井ノ原さんが“ルールを守ってください”と言った後、出席している記者から拍手が起きるっていう、少し異常な光景があったのかなと思うんですよね。拍手をしてしまうっていう記者が一部でいて」と言い、「これが今問題になっているマスメディアの忖度をしてきた人たちの絵でもあるのかなと思う。メディアの責任という面ももっと考えていかないといけない問題だと思う」と話した。
また、「ルールというものを考えた時に一問一答しかできなくて2時間限定って、そこを正しいルールと考えていいのかと。そこも疑わないといけないなと感じました」と自身の見解を述べた。