鈴木エイト氏 ジャニ会見、司会者の会見中の“顔が…”発言に「OKリスト、NGリストの混同を」

2023年10月05日 13:43

芸能

鈴木エイト氏 ジャニ会見、司会者の会見中の“顔が…”発言に「OKリスト、NGリストの混同を」
東京・赤坂のTBS Photo By スポニチ
 ジャーナリストの鈴木エイト氏が5日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったとされる問題にコメントした。
 スポニチ本紙が入手した、“極秘リスト”には6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。

 番組に出演した鈴木エイト氏が持参した「10月2日 記者会見」と題された1枚の書類には、「指名候補記者リスト」として「1番目(ビジネス誌)」「2番目(新聞)」「3番目(テレビ)」「4番目(外国語プレス)」そして「指名NG記者リスト」と書かれており、社名、記者名は黒塗りにされていた。

 鈴木氏は、会見の司会者が、1時間半ほど経ったところで「いろいろ顔が覚えられなくなってきました」とつぶやいているVTRを見て「その場で聞いた時は単純に2度同じ人に当てないようにっていう意味で言ったのかなと思ったんですけど、でも2度問いは禁止されていたので。そこで変だなって気はしたんですよ。リストが出たことによって、そういうことだったのかと。OKリスト、NGリストの混同を気を付けていたんだなって捉えますよね」と指摘。

 これに河西邦剛弁護士も「1回当てられた人はもう手を挙げないでくださいでいいだけですよね」と言い、鈴木氏は「2回目、手を挙げている人、いませんでしたからね」とした。MCの恵俊彰も「顔を覚えられないって言う必要ないですもんね」と同調した。
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