岩田明子氏が同情　ジャニーズ問題続出で「所属タレントのイメージまでどんどん悪くなる」

　ジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏が5日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演し、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題についてコメントした。 　ジャニーズ事務所は4日夜、リストについて「今回流出した資料は、弊社の関係者は誰も関与しておりません。見てもおりません」と関与を否定するコメントを発表。5日には同事務所の公式サイトに「弊社記者会見に関する一部報道について」と題した声明を発表した。4日のコメントと5日の声明では、会見前々日の打ち合わせで「NG」と書かれた媒体リストを示された副社長の井ノ原快彦の疑問に対するコンサルティング会社「FTIコンサルティング」の返答が「では前半ではなく後半で当てるようにします」から「では当てるようにします」に差し替わるなど、内容に変化が見られる。

　2つのコメントの変化について、岩田氏は「バタバタと精査をされたんだと思う。今度はコンサルティング会社を前面に出してきて、ということはこの掲載文書はコンサルティング会社を使わずに自分たちで作ったんだろうなと感じたんですけれども」と感想。「やっぱりガバナンス体制、広報体制が…2度も同じような内容のものを、少し内容が変わって出るという時点でガバナンスに疑問符が付く」とした。

　そして「ジャニーズ事務所のこういうところが見えるたびに、そこに所属しているタレントさんのイメージまでどんどん悪くなるっていうのも、ちょっと気の毒な気がします」と所属タレントに同情していた。