東山紀之社長、ジュリー前社長が当事者の会と初面会 同会が報告「一つの目的が達成された」

2023年10月05日 21:16

芸能

東山紀之社長、ジュリー前社長が当事者の会と初面会 同会が報告「一つの目的が達成された」
ジャニーズ性加害当事者の会のメンバー Photo By スポニチ
 ジャニーズ性加害問題当事者の会が5日までに公式サイトを更新し、ジャニーズ事務所の東山紀之社長、藤島ジュリー景子前社長らと面会し、謝罪を受けたことを明らかにした。
 今回が初の面会という。会見翌日の3日で、都内で2時間ほど開催。同会からは12人、事務所側は東山社長、ジュリー氏のほか、弁護士やスタッフの計6人がそれぞれ出席した。「この第一回目という位置付けにおいての重要性は、弊会がかねてから求めてきた『認定と謝罪』の場でもありましたが、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)側からの申し入れにより、これが実行されました」と報告した。

 東山社長からは「お忙しい中、来ていただいて本当にありがとうございます。なかなかこういった機会を持つことができず申し訳ないと思っています。喜多川氏の性加害について事務所としてちゃんと謝罪させて頂きます」と謝罪があったという。またジュリー氏からも謝罪、説明があったといい、「長くも短い、短くも長い時間と多くの労力を駆使して辿りついた一つの目的が達成された瞬間でもあります。出席したメンバーはもちろん、不在だったメンバーにも報告を終えての感想はそれぞれ異なるものではありますが、確かなる目的の一部は確認できました」と面会の意義を明かした。

 当初の目標が果たされた一方で、「当然ながら被害者は私たちだけではありません」と主張。「ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)は今後、無数の被害者たちと向き合いながら責任をもって対応対処していかなければなりません。その方法や既存の申告フォームなどにはまだまだ改善しなければならない部分が多くあります」と事務所側への要望もつづり、「東山紀之社長、藤島ジュリー景子代表取締役をはじめ、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)は、多くの被害者の声を預かっている弊会の要望についてもしっかりと耳を傾け、実効性のある働きと努力を惜しまない事をこの後に証明してくれることを願いながらも厳しく注視していかなければならないと思っております」とも記した。

 以下、報告全文。

 【報告】ジャニーズ事務所との面会について

 ジャニーズ事務所の会見が行われた翌10月3日(火曜日)に、弊会(ジャニーズ性加害問題当事者の会)は、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)との面会を同日14時からの予定で約2時間ほど都内某所にて行われました。

 弊会からは12名で、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)側は、東山紀之社長、藤島ジュリー景子代表取締役、弁護士とスタッフの方々と合わせて6名の方が出席され、総勢18名での面会となりました。また弊会からメンバー3名が事情によりこの日は欠席となっております。

 本件については、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)側からの申し入れにより、割と以前から予定していたもので、これまでも多くのやりとりを交わしながら日時の調整にも時間を要し、互いの都合を合わせてこの日にようやく第一回目のミーテイングが決行されました。

 この第一回目という位置付けにおいての重要性は、弊会がかねてから求めてきた「認定と謝罪」の場でもありましたが、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)側からの申し入れにより、これが実行されました。

 「お忙しい中、来ていただいて本当にありがとうございます。なかなかこういった機会を持つことができず申し訳ないと思っています。喜多川氏の性加害について事務所としてちゃんと謝罪させて頂きます。」と東山社長の挨拶からはじまり、「本当に長い間、ご苦労されたかと思いますが本当に申し訳ありませんでした。」とジュリー代表、「昨日、記者会見をやりましたけど、今後の取り組みについて皆さんも見て頂いたかと思うのですが、改めてちゃんと説明させて頂きたい。」と続きました。

 長くも短い、短くも長い時間と多くの労力を駆使して辿りついた一つの目的が達成された瞬間でもあります。出席したメンバーはもちろん、不在だったメンバーにも報告を終えての感想はそれぞれ異なるものではありますが、確かなる目的の一部は確認できました。

 これは「第一回目」のミーティングであり、「認定と謝罪」がなされたひとつ目の大きな目的が達成されましたが、課題はまだ多く残されておりますので、二回目、三回目とこの後に回数を重ねながら多くの被害者が救済されることを目的に提案や提言などもって要請を続けて参ります。

 当然ながら被害者は私たちだけではありません。ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)は今後、無数の被害者たちと向き合いながら責任をもって対応対処していかなければなりません。その方法や既存の申告フォームなどにはまだまだ改善しなければならない部分が多くあります。

 東山紀之社長、藤島ジュリー景子代表取締役をはじめ、ジャニーズ事務所(新:SMILE-UP.)は、多くの被害者の声を預かっている弊会の要望についてもしっかりと耳を傾け、実効性のある働きと努力を惜しまない事をこの後に証明してくれることを願いながらも厳しく注視していかなければならないと思っております。

 ご報告が遅くなったことをお詫び申し上げます。

ジャニーズ性加害問題当事者の会
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