玉川徹氏 ジャニーズ事務所“コメント変更”に疑問「なぜ“前半ではなく後半で”をあえて削除したのか」
2023年10月06日 09:55
芸能
会見を運営したPR会社「FTIコンサルティング」は5日、同社が作成したことを認めた。その上で「事務所は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与していない」とした。リストを作成した理由について、FTIは「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために作成した」と釈明。「関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけした」として謝罪した。
ジャニーズ事務所は4日にリストについて「弊社の関係者は、誰も関与しておりません。見てもおりません」とのコメントを発表。会見2日前の打ち合わせ会議で、媒体リストにNGと書かれてあったのを見た副社長の井ノ原快彦が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と要望し、FIT側が「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えたと説明していたが、5日更新した公式サイトでは「当てるようにします」に文言が変更された。
番組では、ジャニーズ事務所の関係者から「事務所側からはガス抜きの場でもあるので、会見から1時間ぐらい経ってからでもいいから、ちゃんと当てるように指摘した」という発言があったと伝えた。
玉川氏は、まず「昨日の話をもう1度します」と切り出し、「井ノ原さんが(質問を当てられない人が大声で抗議した際)ルール守りましょうよと言って拍手が起きた。そのルールは2時間ですということと、ランダムに1社1問ということだった。だけど、そのルール自体がそもそも正しいんですかっていうところを僕は会見を見ていて疑問に思ったんですね。それはなぜかというと、2時間ということにすると全員に当たらない可能性があって、それは不公平じゃないですかって話をした。この当てる当てないのNGリストが2時間という限られた時間だからこそ効いてくるんじゃないかと」と振り返った。
そして、「なぜそう思ったかというと一昨日(4日)の(ジャニーズ事務所の)声明では、“PR会社が前半ではなく後半で当てるようにしますと答えた。これは役員全員が聞いていた”と。こうなると後半に行っちゃうと、当てたくない人を後半にもっていくってことは、時間切れになっちゃうんじゃないかと。つまり時間切れになるっていうこともジャニーズ事務所側がある種、含みおいてそれで行きましょうと言ったんじゃないかという疑いが出ますよって話を昨日したんですね」と話した。
「そしたら、昨日(5日)になってホームページからは、“前半ではなく後半で”って部分がなくなっちゃったんですよ。で、そうではなくて“コンサルティング会社の方は当てるようにします”とだけ言ったと(変更された)。なぜこの“前半ではなく後半で”というところをあえて削除してきたのか。これは昨日の段階で僕が、ちょっと疑問に思いますよというところを、あえて落としてきたってどういう意味なんだろうなと」と言い、「僕が疑問に思っていたことが、もしかして当たっていたのかって思わざるを得ないので、ここは、ちゃんと説明してほしいということで取材の申し入れをしたんですけど、番組が始まるまでの回答はなかったということですね」と明かしていた。