有吉が紅白司会に選ばれたワケ 数字持ってる男、猿岩石時代の落選…昨年はダチョウ倶楽部と出演
2023年10月06日 18:32
芸能
有吉はNHK、民放を含め、月~日曜までの全曜日にわたってゴールデン帯、プライム帯で冠番組を持つ無双状態。さらに「テレビ各局が現在重視しているコア視聴率(13~49歳)の数字を持つ最強の男と呼ばれている」(民放関係者)ことが起用の大きな要因といえる。
NHK関係者は「NHKにとっても10代から40代は将来的にも受信料を払っていただく大きなターゲット。テレビ離れの今、紅白をきっかけにNHKに親しんでほしいというのが毎年のテーマでもあり、そうした中でコア層の支持の高い有吉は三顧の礼を持って出ていただきたいタレント」と明かす。
だが、NHKにとって毎年“意中の人”が大みそかの大役を引き受けてくれるかとは限らない。
今回は特に多忙を極める有吉が出演してくれるのかが大きな壁として担当者に立ちはだかったはずだ。それでも、有吉にとっては紅白は因縁でもあり、あこがれの舞台。他局関係者は「比較的スムーズにOKをもらえたのではないか」と語る。
有吉が猿岩石時代、96年12月に発売されたシングル「白い雲のように」が97年にかけてミリオンセールスを達成する大ヒット。だが、97年の紅白から出場依頼の声はかからず、無念の思いを抱え、民放の裏番組に出演した過去がある。それが昨年、事務所の先輩「ダチョウ倶楽部」とともに歌謡グループ「純烈」の応援メンバーとして初出場。リハーサルの場で「紅白は25年前に落選してますから、恨みに恨んでいた。あの時になぜ俺を出さないんだと」と熱い思いを語っていた。
今回の司会発表にあたってのコメントでも「一番、尊敬している内村光良さんが以前、紅白の司会をしていたのを見ていて、いつか内村さんのようになりたいと目標にしていたので、信じられないです」と紅白司会への特別な気持ちをうかがわせた。
NHK側と有吉の思惑が合致して実現した司会。
毒舌の持ってる男がどんな進行を見せるのか、注目のステージとなる。