上沼恵美子　ジャニ会見NGリストに「受け持った会社が大失態」「3回目の記者会見をやるべき」

　タレントの上沼恵美子（68）が、8日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ！」（日曜前11・40）に出演。2日に行われたジャニーズ事務所の2度目の記者会見について言及した。 　同事務所は創業者である故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、東山紀之新社長らが2日に2度目の会見を行い、社名変更などを発表した。

　会見をめぐっては特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」の存在が判明。リストには、6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、挙手し続けながら指名されなかった東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏らの名前があった。同事務所はリストへの関与を否定。会見を運営した「FTIコンサルティング」は、リストの作成を認めて謝罪し、事務所の関与や承認はなかったとした。

　上沼は「受け持った会社が大失態」と「FTIコンサルティング」の責任を批判。「リストもって歩いた女の人、あれ何？写真まで見えてますやん」と指摘し「堂々と写真まで見える。NHKが見つけるぐらいまでよく持って歩いたなって。パフォーマンスかと思った。絶対してはいけないこと」と糾弾。「ジャニーズは“これから被害者に償っていきます。法を超えてやっていきます”って、真摯に向き合っていきますってのを全部ひっくり返したんやで」と言い切った。

　さらに「都合のええような、“ジャニーズ事務所はこれから真摯にやっていきます。補償します”ってアピールするだけの会見だったら見たくもなかった。そんなん要らんのよ」とばっさり。「日本一、皆さんが見るであろう会見の仕切りを頼まれたこの会社、浮かれたんやと思いますよ。“前回、あの記者はむちゃくちゃ言いましたなぁ。外しましょう”って。仕事したつもりなってるんですよ。でもその仕事は一番したらいけない仕事。今ジャニーズ事務所が一番してはいけないこと。よかれと思ってこの会社はしたと思うけど、だらしないというか、浮かれたというのか、センスというのか、悪い会社やな」ときっぱり。「一番してはいけないことをした。ええことしたと思ってるんですよ。これは話にならない」と批判は止まらなかった。

　そして「3回目の記者会見をやるべき。NGなった記者の皆さん、その人たちの質問から始めた方がいい。そのぐらいのことしてよ。“頑張る”って言ってはるねんから」と3度目の会見を要望した。