北斗晶 自民党埼玉県議団の虐待禁止条例案取り下げ「環境整っていないのに、法案出すことがまず間違い」

2023年10月10日 17:43

芸能

北斗晶 自民党埼玉県議団の虐待禁止条例案取り下げ「環境整っていないのに、法案出すことがまず間違い」
北斗晶 Photo By スポニチ
 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(56)が10日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。小学生以下の子供を自宅や車内などに放置することを禁じる埼玉県虐待禁止条例改正案が取り下げられた件に言及した。
 自民党埼玉県議団が提出した条例改正案は、罰則はないが「児童を住居、その他の場所に残したまま外出すること、その他の放置をしてはならない」とあり、小学校1~3年生の子供だけでの登下校、子供だけで公園で遊ぶこと、子供だけでおつかいに出かけることも違反となる。条例案は違反を見つけたら通報する義務も課していた。

 この法案について番組で紹介したうえで、自民党埼玉県議団が10日、13日の本会議に提出せずに取り下げると表明したことを伝えた。

 北斗は「取り下げたんだ」と安どの表情を浮かべ、「海外とか家に子供を置いてはいけない、登下校も送り迎えするって決まっている。でも、その態勢が整っているからそれができる」としたうえで「私はこういう案を出すことはいいことだと思うの。でも、出す前にやらなきゃいけないことはその態勢を整えなさいよ!って(こと)」と力を込めた。

 「今、日本で働くお母さんたちに子供を留守番させちゃいけませんよ、とか、子供を置いてごみ捨て行く、5人だろうが1人にしちゃいけませんよ!っていうのは(おかしい)。それをサポートしてくれる、例えば、アメリカだったらベビーシッターと言われる人たちがたくさんいる。その人たちを雇ったりできる。でも、(日本では)ベビーシッターという人たちはあまりいなかったり、見てくれる人がいなかったり」と家族を含めてサポート態勢が整っていないと北斗。「そんな中で提案を出したことが間違っている。まずはどうやってサポートするかを考えてから出すべきだったと思う。環境もつくってない、環境も整っていないのに、法案を出すってことがまず間違いだと思う」と切り捨てた。
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