悲願のグランプリ獲得へ！大阪府泉佐野市 「イヌナキン」＆「ゆるナキン」全国各地で選挙活動

　2020年に幕を閉じた「ゆるキャラグランプリ」が生まれ変わった「ゆるバース」の投票締め切り日となる10月20日が迫ってきた。悲願のグランプリ獲得に向けてPR活動を積極的に行っているのが大阪府泉佐野市の公式キャラクター「イヌナキン」と「ゆるナキン」だ。 　たくましく力強い正義のヒーロー「イヌナキン」は2013年に一般応募444品の中から採用された3作品を人気プロレス漫画「キン肉マン」でおなじみの漫画家・ゆでたまご先生が一つのキャラクターとして生み出した。同市の観光名所である「犬鳴山」で主人を命がけで大蛇から守った義犬伝説の末裔で、主人のために忠誠を尽くした義犬のDNAを持ち合わせている。

　これまで北海道から沖縄まで全国各地を「一生犬鳴（いっしょうけんめい）」同市のPRのために飛び回っており、特撮のようなアクション動画「一生犬鳴GoGoイヌナキン」、消費者教育推進大使としてアクション映画のような啓発動画の制作や“リアルイヌナキン”として大阪・道頓堀プロレスにも所属するなど、幅広い活動に熱心だ。

　ゆるキャラグランプリ2019（長野）では惜しくも準グランプリと優勝を逃す結果となり、今回のゆるバースに向け「悲願のグランプリめざして！みんなの投票待ってるぜ！」と鼻息荒く呼びかけている。

　もう一体のキャラクター「ゆるナキン」はイヌナキンが分身の術を極めていたところ、失敗して現れたおかしな“分身”。イヌナキンとは似ても似つかない体型と、ゆるっとした見た目から、イヌナキン自身に「ゆるナキン」と名付けられた。

　正義感が強いものの、あふれる情熱のイヌナキンとは対照的に、とにかくラクをしたいなまけもののゆるナキン。食べることが大好きで、その影響からかイヌナキンに比べぽっちゃり体型で顔もゆるっとしている。とはいえ、最後のゆるキャラグランプリ2020（岩手）で準グランプリに輝いており、実績は申し分ない。

　ゆるバースに向けてはイヌナキンとは対照的に「グランプリになれたらうれしいな！でも一番の楽しみは淡路島のおいしいもの☆」と10月27日～29日の3日間、リアルで決選投票が行われる舞台・兵庫県淡路市のご当地グルメに熱い視線を送る“ゆるっ”としたコメントでアピールしている。

　なお、泉佐野市は全国から80体以上のご当地キャラやご当地ヒーローが参加する「ご当地キャラEXPOinりんくう」を11月4日・5日に開催予定。ゆるバースのグランプリ決定翌週の開催となっており、イヌナキン・ゆるナキンの“凱旋”イベントとなるか、こちらにも注目だ。