イエモン吉井和哉、早期の喉頭がん公表 3度のポリープ切除手術を経て発覚…既に根治も年末の武道館は中止

2023年10月11日 13:35

芸能

イエモン吉井和哉、早期の喉頭がん公表 3度のポリープ切除手術を経て発覚…既に根治も年末の武道館は中止
吉井和哉 Photo By スポニチ
 ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の吉井和哉(57)が、早期の喉頭がんで治療を行っていたことが11日、分かった。公式サイトで公表し、歌唱の準備を整えることができないため、今年12月28日に日本武道館で開催を予定していた公演を中止すると発表した。
 昨年末に開催が告知されていた12月の日本武道館公演。この日、公式サイトを通じ「ボーカル吉井和哉の十分な歌唱の準備を整えることができない為、開催を見送りとさせていただきます」と呼びかけた。

 吉井の症状については「2021年12月28日に日本武道館での吉井和哉ソロ公演を終え、喉に違和感を感じたため、年明け早々に専門医の診察を受けたところ炎症によるポリープと診断されました」と、21年末にポリープと診断されたと説明。その後、2022年1月14日のツアー東京公演を最後に、以降の公演を一時中止し、同年2月にポリープ切除の手術を行ったという。

 その後、術後の声出し禁止期間を経てリハビリ期間に入ったが満足に歌えず、半年後に複数の病院を受診。「発声専門の医師の方にしばらく診ていただいている最中に再度ポリープらしき腫瘍が発見されました」と、再びポリープが発覚したため、再度手術を行った。

 「再び声出し禁止期間を経てゆっくりと発声を始めた頃、再び腫瘍らしきものが発見されました。通常の声帯ポリープでは無いのではないかという疑いも生まれる中、10月に3度目となる切除手術を行い、大学病院へ検査を依頼することになりました。11月に出た大学病院での検査結果は早期の喉頭癌でした」と、度重なる腫瘍発覚の中で早期のがんと判明。「この段階ではむしろ早期の発見でよかったというご意見をいただくほどでしたし、治療をすれば3ヶ月ほどで完治するということに何の疑いもなかったので皆様に病名はお伝えしませんでした。すぐに治療を開始することができ、今年の年明けには順調に終了し根治しました」と、その後順調に治療が進んでいたという。

 そして今夏、新曲のボーカルレコーディングのタイミングで新しいボイストレーニングを開始。だが、レコーディング直後に声がでなくなるなど万全の状態とは程遠く、9月下旬の時点でも満足のいく結果が得られなかったため、「診断や経過をみて、各所とも協議のうえ、今年の武道館で完全復帰を叶えるには少し準備が足りないと判断をしました」と、今回の決断に至ったと説明した。

 ファンへ向け「お待ちいただいた皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今一度慎重に完全復帰に向かっていくつもりです」と呼びかけ。「前文にも出た新曲は11月に公開される予定です」とし、「久々の、そしてTHE YELLOW MONKEY渾身の新曲になります。最後に、ここに至るまで数々の病院にお世話になりました。都度の判断に後悔や誤判断と思うようなことは一切ございません。今後も関係各所の専門医の方に診ていただき日々のケアをしていきたいと思います」と決意を新たに。「改めてになりますが、年末公演を楽しみにお待ちいただいた方にはお詫び申し上げます。いましばらくお待ちいただけますと幸いです」と理解を求めた。
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