人気サウナ施設が謝罪「心よりお詫び」アウフギーサー募集も、報酬は“サ飯とグッズ”に批判の声

　富山県富山市にある人気サウナ施設「スパ・アルプス」が11日に公式X（旧ツイッター）を更新し、アウフギーサーおよび熱波師募集をめぐる投稿を謝罪した。 　ことの発端は、10日の同施設の支配人によるXへの投稿。そこで、熱せられたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、タオルなどを振り回すサービスを提供するアウフギーサー・熱波師を募集していた。

　「当店はアウフグース、熱波イベントを何度か開催していますが、厳しい経営環境下で予算を捻出する事が難しくなってきています。しかし、お客様に楽しんで頂きたいという強い想いがあります。そこで全国から、当店でアウフグースまたは熱波をして頂ける方を募集します」。

　「報酬は当店のサ飯とグッズぐらいですが、当店を盛り上げていただける方からの、DMをお待ちしております。『我こそは、北陸の聖地でお客様をととのいへ導ける』という気概のある方を歓迎致します。ご意向に添えない場合がありますが、よろしくお願い致します」としていたが、報酬が「サ飯（サウナ後に食べるご飯）とグッズ」だけということから、一部で「やりがい搾取」「賃金を支払うべき」という批判があがっていた。

　そして翌11日には「この度は、全国のサウナを愛する皆さまにご迷惑とご心配をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます。多くの方からご指摘頂きましたとおり、本件告知のみでは、高い志を持ち、日夜、誠心誠意、全国でご活躍なされているアウフギーサー及び熱波師の方々にご迷惑をお掛けしかねず、大変申し訳御座いませんでした」と謝罪。

　「募集いたします対象は、アウフグースまたは熱波にご興味のある一般の方（職業専門家の方を除く)とさせて頂きます。また、報酬につきましては、弊社報酬規定に則り、金員にてお支払させて頂きます。（ご希望に応じまして、別途、賄いとして、サ飯を支給させて頂くこともあります。）。これからも、お客様ひとりひとりのご要望、ご指導を切に受けとめ、より良い施設を目指して精進する所存でございます。引き続き、ご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」とした。