古市憲寿氏 全銀ネットようやく復旧に「高い振込手数料…銀行という制度自体の信頼が揺るぎかねない」

2023年10月12日 10:10

芸能

古市憲寿氏 全銀ネットようやく復旧に「高い振込手数料…銀行という制度自体の信頼が揺るぎかねない」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 社会学者の古市憲寿氏(38)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。三菱UFJ銀行など全国の金融機関で起きた送金障害について言及した。
 システムを運営する全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は12日、復旧に向けた対応が完了したと発表。影響が出たのは三菱UFJ銀のほか、りそな銀、埼玉りそな銀、関西みらい銀、山口銀、北九州銀、三菱UFJ信託銀、日本カストディ銀、JPモルガン・チェース銀、もみじ銀と商工中金。振り込みができなくなったり、遅れたりする異例のトラブルは10、11日の2日間続き、市民生活への影響が広がった。

 銀行利用者に影響が出る障害は1973年の稼働以来初めて。障害は10日午前に発生した。全国銀行データ通信システム(全銀システム)と金融機関をつなぐ「中継コンピューター」の不具合が原因で、この機器を使わない形での代替手段による振り込み作業を強いられていた。全銀ネットによると、影響を受けた取引は約506万件に上った。復旧作業は11日も実施したが、うまくいかなかった。今回は作業をやりやすくするよう簡素化したプログラムでの修正を行うという。

 古市氏は「50年間、全銀ネットはトラブルがなかったってことですけど、代わりにわれわれ利用者というのは高い振込手数料を日々払っているわけじゃないですか。にもかかわらず、トラブルが起きたってことで結構、重い問題だと思うんですね」と言い、「こういうトラブルが起っちゃうと、信頼できるかわりに高いお金を払っている銀行という制度自体の信頼が揺るぎかねないのかなと思いました」と自身の見解を述べた。
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