絢香「大好きな歌を歌えなくなっちゃったら…」 09年の無期限活動休止を決断の心境吐露

2023年10月12日 22:54

芸能

絢香「大好きな歌を歌えなくなっちゃったら…」 09年の無期限活動休止を決断の心境吐露
歌手の絢香 Photo By スポニチ
 シンガー・ソングライターの絢香(35)が12日放送のNHK総合「SONGS」に出演。09年に無期限活動休止を決断した時の心境を吐露した。
 絢香は高校3年生だった06年に自身が作詞作曲した「I believe」でデビュー。そしてデビューから半年で発表した「三日月」でチャート1位を獲得。ファーストアルバムはミリオンヒットを達成した。デビューからわずか10カ月で「NHK紅白歌合戦」にも初出場。その後もヒット曲を生み出していく中で、一躍トップアーティストの仲間入りを果たした。

 しかし「凄いことになってしまった。そこについて行けてない自分がいて、焦りが凄かったです」と目まぐるしく変わっていく日常に不安を抱いていたと回顧。それと同時に体も悲鳴を上げ始めた。激しい動機や疲労感に襲われて、大好きな歌が満足に歌えなくなっていた。

 06年の紅白初出場した頃にバセドー病が発覚。病気の発覚後は薬と付き合いながら活動を継続していた。「本当に自分が大好きな歌を歌えなくなっちゃったらどうしようという不安に襲われて、それは絶対に避けたいし、年を取っても何歳になっても歌っていたいという、自分の夢をかなえるためには、思い切って、一度全部をストップして全部を入れ替えるような気持ちでしないといけないんだなと思ってからですね」

 そして09年にバセドー病のために無期限活動休止を決断。「“歌”って自分の人生になくてはならないもので、それが欠けちゃうと抜け殻のような…と思った時に…だからこそ今、立ち止まらなきゃいけないんじゃないかと感じて決断に至りました。このまま立ち止まらずにやれることも一つの選択肢ではあったんですけど、体と心が、もし限界に来てしまって大好きな歌にまで嫌な気持ちを抱いてしまうことが(あったとしたら、それが)一番避けたいことだった。今、立ち止まってこれからも音楽と一緒にいれるための決断というか…」と無期限活動休止を決めた当時の心中を明かした。
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