藤井聡太「8冠独占」に、地元瀬戸市も大盛り上がり　記念キーホルダーに、メッセージ絵馬も登場

　尾張瀬戸駅近くのせと銀座通り商店街も、藤井聡太“八冠”誕生の一夜明けから大混雑した。「こんなにお客さんが来るのはいつ以来でしょうか」と昔の隆盛時代を知る雑貨店店員も驚いた顔だった。 　木彫りの“八冠”キーホルダーを500円ガチャで提供する木の雑貨店「RED　LINE」の小林洋昌さんは「記念に作らせていただきました。今後、藤井さんの“探求”などの文字を入れたモノを考えています」と語った。

　また、粘土の絵馬などを販売する「CONERU」では、藤井八冠へのメッセージを絵馬に書いてSNSに投稿。「前夜も店でPVを。30人ぐらいで応援しました。地元のヒーロー。元気をもらってます」と牧ゆうこ社長（38）。100枚以上ある絵馬の写真を「藤井さんにプレゼントしたい」と話した。

　「REDLINE」は開店して3年。「CONERU」も牧社長は東京出身だ。かつて栄えた同商店街も“シャッター商店街”となったが、若い世代が店を出し始め、さらに藤井“八冠”効果で再び盛り上がるか。名古屋市内から訪れた越野徹さん（70）、古田治男さん（67）は「大谷翔平選手といい藤井聡太君といい、若い天才たちがすごいね」と若い世代の活躍に目を細めていた。