史上最年少で竜王のタイトルを獲得した少年棋士を描くライトノベル「りゅうおうのおしごと!」(GA文庫)を2015年から描く白鳥士郎氏(42)は「こんな未来が8年後にあったとは…開始当初と隔世の感がある」と自著を上回る藤井の快挙を称えた。
主人公の九頭竜八一は16歳で竜王になり、現在2冠。「現実に負けるな」をキャッチフレーズに描いてきたが「八一が一度タイトルを失ったのは藤井さんより先を行った」と苦笑い。作品には藤井に似た名前の「椚創多(くぬぎそうた)」を登場させているが「彼の強さの秘密は解説者やトップ棋士も理解できていない面がある。それが書ければ物語はより面白くなる」と、刺激を受けていた。