鈴木おさむ氏「仕事を楽しいと思ったことは一度もなかった」本音 妻・大島美幸の一言が決断のきっかけに
2023年10月13日 13:52
芸能
![鈴木おさむ氏「仕事を楽しいと思ったことは一度もなかった」本音 妻・大島美幸の一言が決断のきっかけに](/entertainment/news/2023/10/12/jpeg/20231012s00041000220000p_view.webp)
この日、ラジオで自身の口で廃業を報告。廃業を決断したきっかけの一つに、妻でお笑いトリオ「森三中」大島美幸の言葉があったという。
自身のブログで、妻の「妊活休業」にも影響されたと明かしていた鈴木氏。そんな大島が、ある時「お金にこだわると目の前の事しか見えなくなるんだよな」とつぶやいたと明かし、「この言葉に、ハッとして。ありがたいことにお金もいただきましたし、ものすごい収入も下がるし税金も凄いんだけど…51歳だから何とかなる」と決断。「新しいことも間に合うし、テレビ界もだんだんしんどくなってきて。自分がしがみつくより、新しいところに行って、今までのことを使いながら、新しいチャレンジができるなって」と、今後の展望を明かした。
また、32年間の仕事人生について「この仕事を振り返ったときに、うれしいこと、感動すること、しびれること、やりがいもいっぱいありました。でも、振り返ったときに、仕事を一度も楽しいと思ったことがなかったんですね」と本音を吐露。「放送後の飲み会とかはもちろん楽しかったけど。仕事は常に緊張感があったし、テレビで言うと視聴率、数字とかを、凄く意識してやらないといけない。“当てて当然”とか、“成功させて当然”という世界の中にずっといたので」と、仕事への思いを告白。
それでも、「でも、楽しむことができない中でやれてたって、めちゃくちゃ幸せだなって。そこだけ向いてやれてたってめちゃくちゃ幸せなことだし、間違いなくこの放送作家という仕事は、僕の天職だなと思いましたね」としみじみ。「天職だから、いい時に手放したい」と現在の晴れ晴れとした思いを語った。
鈴木氏は1972年生まれ、千葉県出身。フジテレビ「夢で逢えたら」を見て放送作家を志し、19歳で放送作家としての仕事をスタート。「SMAP×SMAP」(フジテレビ)をはじめ、「サタ☆スマ」「おじゃMAP!!」(フジテレビ)「『ぷっ』すま」「SmaSTATION!!」(テレビ朝日)など、多くのSMAP関連番組に関わっていたことでも知られている。現在も、元SMAPのメンバーが出演する「ワルイコあつまれ」(NHK Eテレ)、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)、「中居正広のキャスターな会」(テレビ朝日)などを手掛けている。SMAPをはじめ、キャイ~ンやココリコなど多くの芸能人のブレーンも務めたほか、脚本家としてもドラマ「人にやさしく」など多くの作品を手掛けた。
昨年、文藝春秋創刊100周年記念号に掲載された、SMAPのことについて書いた小説「20160118」も大きな話題を集めた。