止まらない迷惑動画　ITジャーナリストが先行き懸念「良くなる見込みはない」　唯一の効果的対策は

　ITジャーナリストの三上洋氏が13日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとしてリモート出演し、ネット上の迷惑動画やその未来について見解を示した。 　この日は回転ずし大手「くら寿司」の名古屋市内の店舗で、しょうゆ差しをなめる仕草をSNSに投稿、店舗の営業を妨害したなどとして、威力妨害などの罪に問われた男の判決公判が名古屋地裁で開かれ、兵庫県尼崎市の塗装業・吉野凌雅被告（21）に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。

　ネット上で模倣犯が絶えない迷惑動画問題。今後について、三上氏は「残念ながら、各プラットフォームが注意喚起を出す、啓蒙をする、問題行為をした人のチャンネルをバン（アカウント停止）する…いろんなことをやっていますが、全然なくならないんですよ」と現状を嘆いた。さらに「なので、残念ながら今現在は良くなる見込みはないです」とも言い切った。

　三上氏が効果的対策として期待を寄せるのは、プラットフォーム（標準基盤）側への罰則化。「プラットフォーム側の責任を問う。つまりYouTubeなり、TikTok側にも“責任あるよね？お前のところで流れているんだから、問題あるよね？”というところまで踏み込まないと、ブレーキは掛からないのかな？と思います」と指摘した