宝塚月組トップ・月城かなと「心をこめて」　東京公演「フリューゲル」14日開幕へ

　宝塚歌劇団月組公演「フリューゲル/万華鏡百景色」が14日、東京宝塚劇場で開幕する。初日を前に通し舞台稽古が行われた。 　「フリューゲル」は、ベルリンの壁崩壊へと向かうドイツを舞台に描かれた作品。トップスターの月城（つきしろ）かなと演じる東ドイツの軍人ヨナスと、トップ娘役・海乃美月（うみの・みつき）扮する西ドイツから来たポップスター、ナディアを軸にコミカルかつ心温かく物語が進んでいく。

　終演後、月城と海乃のトップコンビが囲み取材に応じた。
　月城は「心こめて演じたい」とあいさつした後、「久しぶりのオリジナル作品。一から立ち上げ自由に幅が広げられる分、公演を重ねるごとに深まっていく作品なのでみんなで頑張りたい」と語った。

　海乃は「お芝居はシリアスな題材ではあるんですが、斉藤先生の演出でコミカルな要素もあるので、お客様に楽しんでいただければ」と話した。

　ショー「万華鏡百景色」は万華鏡のように時代とともに変わって行く東京を舞台にしたストーリー仕立てのレビュー。
　月城は「いよいよ万華鏡が東京に来るということで。いつものショーとは違い、こちらから発散するだけじゃなくお客様を引き込んでいく演じ方ができれば」と笑顔で話した。
　11月19日まで。