さだまさし　谷村新司さん突然の訃報に悲痛「信じない　どっか旅にでも出たに決まってる」

　シンガー・ソングライター、谷村新司さんが8日に死去した。74歳。大阪府出身。シンガー・ソングライターのさだまさし（71）は16日、自身のインスタグラムで「信じない」「何度か電話しても出ないから、どっか旅にでも出たに決まってる」と胸中をつづった。 　さだは谷村さんと笑顔の2ショット画像を公開し、「信じない　いやいや、俺は信じない。何度か電話しても出ないから、どっか旅にでも出たに決まってる」と突然の訃報を受け、衝撃の胸中を告白。

　ともに1970年代にデビュー、ジョイントコンサートを行ったこともある、さだと谷村さん。「出会ったのは51年前。デビューしたてのアリスが長崎にキャンペーンでやって来た。以来、兄貴の如く仲良くしてもらった。甲子園や後楽園で野球の試合もした。軽井沢ではテニスの試合もした。静岡では一緒に飲み歩いた。長崎でも、武道館でも、あっちこっちでも一緒に歌った」と50年を超える交流を明かし、「最近ゆっくり会ってないけど、ホテルニューオータニ大阪のディナーショーは、いつも一日違いだったから、毎年必ず会えた。思い出したらキリがない」とつづった。

　谷村さんは今年3月に急性腸炎で手術を受け、療養を続けていた。さだは「春に入院したとき慌てて電話したら『大丈夫、大したことないのよ』って言ってたじゃん」としつつも、「八月の終わりと九月の半ばに電話したけど、いつもなら必ず折り返してくれるのに返事がなかったけどね」と8月以降は谷村さんから連絡がなかったという。

　「一言も、なにも言わずにいなくなりましたって？　いやいや、俺は信じない。うん。信じない」と「信じない」という言葉を繰り返し、衝撃の大きさをうかがわせた。