谷村新司さん、芸能人からも悲しみの声 ばんばひろふみ「チンペイさんのおかげ」 武田鉄矢「圧倒された」

2023年10月18日 05:05

芸能

谷村新司さん、芸能人からも悲しみの声 ばんばひろふみ「チンペイさんのおかげ」 武田鉄矢「圧倒された」
歌手の谷村新司さん Photo By スポニチ
 8日に74歳で亡くなった歌手の谷村新司さんの訃報が伝えられてから一夜明けた17日、親交のあった芸能人からも悲しみの声が続出した。
 1970年代にラジオ「セイ!ヤング」と「MBSヤングタウン」(MBSラジオ)で、谷村さんと名コンビを組んだ歌手ばんばひろふみ(73)は17日、SNSで谷村さんをしのんだ。谷村さんを「我が友」と呼び「毎週2回顔を合わせていた。当時家族と過ごすより多くの時間」を共有していたとした。

 その上で「今僕があるのはチンペイさんのおかげだと思う。ありがとうチンペイさん。安らかに眠ってください」と呼びかけた。ラジオでは、谷村さんのダンディーな語り口から繰り出される下ネタと「ばんばん」ことばんばとの軽妙な掛け合いがリスナーを引きつけた。

 谷村さんと84年にデュエット曲「忘れていいの~愛の幕切れ~」を歌った小川知子(74)は17日、自身のSNSで「一緒に歌えたこと、感謝しています」と追悼した。当時、デュエットを直接交渉しに谷村さんが「一人で我が家の近くのロイヤルホストまで赴いてくれました」とし「その場で歌入りのテープを聴かせてくれ、“どうしても一緒に歌ってほしい”と、あの優しい笑顔で語りかけてくれた姿が懐かしく思い出されます」とヒット曲の誕生秘話を明かした。同曲は、歌っている最中に小川のドレスの胸元に谷村さんが手を滑り込ませる“大人の演出”で話題になった。

 俳優の武田鉄矢(74)が文化放送「武田鉄矢 宵の三枚おろし」に出演し谷村さんを追悼した。番組冒頭に「昨日は眠れなかった」と話し、谷村さんの誘いで同じ事務所に入った思い出などを振り返った。「彼は歌言葉に関しては独特なものを持っている。圧倒されておりました」と褒め称えた。鉄道会社のキャンペーンソングのオファーを巡り、競争した過去も明かした。武田は「思えば遠くへ来たもんだ」、谷村さんは「いい日旅立ち」をそれぞれ作り、谷村さんに軍配が上がった。武田は「東京駅で列車が走り出すたびに、あの歌が、谷村のメロディーが残っているなと。彼を見上げる気持ちですね」と思いをはせた。
【楽天】オススメアイテム