【竜王戦第2局】藤井竜王 馬、と金を作って左辺を支配し局昼食休憩に…残り時間も1時間以上有利に

2023年10月18日 12:54

芸能

【竜王戦第2局】藤井竜王 馬、と金を作って左辺を支配し局昼食休憩に…残り時間も1時間以上有利に
谷川浩司17世名人(左)による封じ手開封を待つ藤井聡太竜王(中)と伊藤匠七段(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 史上初めて全8冠を独占した藤井聡太竜王(21)=王将、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖含む=が18日、京都・仁和寺で第36期竜王戦7番勝負第2局2日目に臨み、午前12時半、昼食休憩に入った。11日、ウェスティン都ホテル京都での王座戦第4局で独占して中5日での対局。同じ京都市内から始まった藤井の8冠ロードは白星スタートか、黒星スタートか佳境を迎えた。
 挑戦者の後手・伊藤匠七段(21)が封じた60手目は極めて自然な3筋の歩による桂の入手だった。想定の範囲内にあったその2手後、一晩考えることができたはずの62手目にまた伊藤が長考に沈む。

 実に1時間34分。そして自陣へ打ち付けた歩に局面の苦しさが表れているようだった。駒の損得はなくても、藤井は自王の頭上に馬、と金も作って盤面の左辺を支配した。持ち時間8時間のうち藤井が4時間44分、伊藤が6時間5分消費した。

 午前10時のおやつは藤井が「MAISON CACAO 和栗のモナカ」と宇治本簀(ほんず)抹茶、アイスコーヒー。伊藤は「白龍と本蕨餅」と抹茶。昼食は両者湯葉うどん。対局は午後1時半、再開される。

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