藤井聡太竜王、8冠初戦は白星「集中して指せた」 同学年の挑戦者・伊藤匠七段との7番勝負は2勝0敗に

2023年10月18日 18:39

芸能

藤井聡太竜王、8冠初戦は白星「集中して指せた」 同学年の挑戦者・伊藤匠七段との7番勝負は2勝0敗に
竜王戦第2局2日目の対局を再開した藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 史上初めて棋界の全8冠を独占した藤井聡太竜王(21)=王将、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖含む=が18日、京都・仁和寺で第36期竜王戦7番勝負第2局2日目に臨み、同学年の挑戦者、後手・伊藤匠七段(21)に107手で勝利した。ウェスティン都ホテル京都での王座戦第4局で独占して中5日での対局。同じ京都市内から始まった藤井の8冠ロードは白星から始まった。
 8冠達成後の初対局を勝利で飾った藤井は「特に意識せずに今まで通り集中して指せた」と振り返り、25、26日の第3局へ向けて「その間に他の対局もあるので良い状態で臨めるように調整したい」と話した。

 得意戦法・角換わりをぶつけた。藤井の先手角換わりは16年のデビュー以来62勝9敗の勝率・873(未放映のテレビ対局を除く)を誇る。受けて立った伊藤は16日の前夜祭で「第1局があまりよくない内容。改善できるよう準備してきた」とあいさつ。想定内の戦型選択だったに違いない。

 この日朝開封された、伊藤による60手目の封じ手は極めて自然な3筋の歩による桂の入手。想定の範囲内だったはずのその2手後、一晩考えることができた62手目にまた伊藤が長考に沈む。実に1時間34分。そして自陣へ打ち付けた歩に局面の苦しさが表れているようだった。

 7番勝負は藤井の2勝0敗となり、第3局は25、26日に北九州市の旧安川邸で指される。

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