柳沢秀夫氏 日大・林真理子理事長VS副学長“内紛”「情けない。お金がもらえなくなる、批判が来る…」

2023年10月19日 13:15

芸能

柳沢秀夫氏 日大・林真理子理事長VS副学長“内紛”「情けない。お金がもらえなくなる、批判が来る…」
柳沢秀夫氏(2010年撮影) Photo By スポニチ
 元NHK解説委員でジャーナリストの柳沢秀夫氏が19日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。日大アメリカンフットボール部の薬物事件で、大学の対応を巡って批判が高まっているとして、林真理子理事長が沢田康広副学長に辞任を求めたことについて言及した。
 元検事の沢田副学長は一連の事件で対応を主に担当。林理事長が9月上旬に同氏と面会した際、理事長まで情報が上げられなかったことなどから辞任を進言。私学助成金の不交付が続いていることに「補助金も欲しいし、叩かれたくもない」と述べた。

 一方、副学長側は、対応の状況を理事長側と共有していたため独断ではないと反発。16日には部員から2人目の逮捕者が出ており、学内対応の混乱ぶりがうかがえる。

 日大広報課は取材に「林理事長や執行部は、沢田副学長自身で進退について判断するよう検討を促したことがあるが、それ以上のものではない」と回答。第三者委員会の調査報告書が出てから人事などの結論を出すとした。

 柳沢氏は「今回の理事長と副学長の会議のやり取りを聞いてても正直言って情けないですね。ああいうこと話しているのかと。お金がもらえなくなる、あるいはわれわれに対する批判が来るから辞めて下さいっていう話も大人げないし、一方で俺が辞めなきゃ事が進まないのかって抗弁している副学長もそうですし、会議のやり取りが外に出てくること自体、大学の中でそういった会議が完全にコントロールできてないってことなんですよ」と指摘。

 そのうえで「組織としていったいどういうことなのか。たぶん上に立つ人たちって組織防衛に走ると思うんですよ。とにかく守る、そのためにどうすればいいのかってことで、内々の中で、内面思考の中で物事を解決しようとするから結局このようになってしまう」とし、「本当に中で何が起きたかってことをつまびらかに明らかにすることによって、本当に悪かったということを示す考え方がないのかなと。果たしてこれでいいのかなとあらためて思いますね」と自身の見解を述べた。
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