大村崑、旧友・財津一郎さんを悼む 「ママが大事」と一緒にゴルフ、献身的に介護し見送った愛妻家
2023年10月19日 17:28
芸能
財津さんは自分の意思を持ち、長いものに巻かれることのない性格だったという。「台本のせりふに腹を立てて演出家とケンカしたり、よく彼の愚痴も聞きました」と回想。「闘争心というのか、厳しさが彼の芝居に生きていたと思う」と評した。
普段は「僕はちょっと先輩やったから威張って、彼は“はい”“はい”と従う後輩。当時は仲良くて、2人でご飯を食べにも行った。彼は歌うのが好きで、当時はカラオケなんてなかったから、自分で持って来たテープをかけてジャズとかいろんな曲を歌ってましたね」と懐かしんだ。
財津さんは愛妻家だった。「“ママが大事”と言って、年上の奥さんにほれ込んでね。よくゴルフに一緒に行っていた」と大村は振り返った。3年前に最愛の妻が死去。財津さんが献身的に介護をしていたといい、「ほれ込んだ妻を見送った後、気落ちしていたんじゃないかと思う」と思いやった。
「携帯電話の連絡先に入れてある人たちがどんどん逝ってしまうのは寂しいですよ。残念です」と同年代の仲間の死に肩を落としていた。