猿之助被告に懲役3年求刑 初公判で起訴内容認める「間違いありません」 職業は?に「歌舞伎俳優です」

2023年10月20日 15:09

芸能

猿之助被告に懲役3年求刑 初公判で起訴内容認める「間違いありません」 職業は?に「歌舞伎俳優です」
<市川猿之助被告初公判>東京地裁に入る市川猿之助被告を乗せたとみられる車両(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)は20日、東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審し、判決は11月17日に決まった。
 黒色のスーツで入廷した猿之助被告は、冒頭の人定質問で「職業は?」と聞かれ、「歌舞伎俳優です」と答えた。罪状認否では起訴内容について「間違いありません」と認めた。

 開廷前には22席の一般傍聴券を求めて1033人が東京地裁前に並んだ。倍率は約47倍だった。

 起訴状によると、東京都目黒区の自宅で5月17日、自殺を手助けするために、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎(本名喜熨斗弘之)さん=当時(76)=と、母喜熨斗延子さん=同(75)=に向精神薬を服用させ、同日から翌18日にかけて死亡させたとしている。

 関係者によると、猿之助被告は7月31日に保釈された後、都内の病院で療養。一時、事件現場となった自宅に戻った。先月中旬には付き人が買い出しのために出入りする姿が目撃されていた。

【経過】
 ▼5月15日夜 週刊誌「女性セブン」記者から直撃取材を受ける
 ▼17日 出演中の公演休演日。女性セブンの記事内容を知る
 ▼18日 両親と3人で自宅で倒れているところをマネジャーが見つけ119番。両親が死亡
 ▼19日 被告が退院
 ▼24日 本格聴取開始
 ▼6月27日 母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕
 ▼7月18日 父親に対する同容疑で再逮捕
 ▼28日 東京地検が両親に対する自殺ほう助の罪で起訴
 ▼31日 保釈
 ▼10月20日 初公判

この記事のフォト

【楽天】オススメアイテム