市川猿之助被告初公判 歌舞伎界への復帰願望語る 芸能関係者「半沢直樹の大和田のセリフが…」 

2023年10月20日 18:42

芸能

市川猿之助被告初公判 歌舞伎界への復帰願望語る 芸能関係者「半沢直樹の大和田のセリフが…」 
<市川猿之助被告初公判>東京地裁に入る市川猿之助被告を乗せたとみられる車両(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)の初公判が20日、東京地裁で開かれた。検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審し、判決は11月17日に決まった。
 黒色のスーツで入廷した猿之助被告。冒頭の人定質問で「職業は?」と聞かれ、「歌舞伎俳優です」と答えた。また、検察側の供述調書では「なぜ、自分だけが生き残ってしまったのかと思っていたが、許されるのであれば歌舞伎に関わっていきたい、歌舞伎で償っていきたい」という猿之助の思いが明らかにされた。

 この歌舞伎界への復帰願望宣言に芸能関係者の間で驚きの声が上がった。歌舞伎関係者によると、事件後間もないころ、猿之助容疑者は「表舞台に出る仕事はもうしたくない」と歌舞伎役者から退くととれる発言をしていたとされていた。

 猿之助被告は7月31日に保釈された後、都内の病院へ直行し、入院して療養。その後は事件現場の自宅に戻っていた。芸能関係者は「猿之助被告の身の回りを含め、世話をしていたのが、澤瀉屋一門。数人ではなく、一門だったことに意味がある。猿之助被告は一門に世話をしてもらった恩を感じていて、時期が来たら、歌舞伎俳優として表舞台に立ち、一門を引っ張っていき、恩を返す…という思いを感じた。半沢直樹の大和田常務の『施されたら、施し返す、恩返しです』の言葉が浮かんだ」と語った。

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