猿之助被告の歌舞伎界復帰の道筋は 「人を呼べる俳優No・1」も複雑なファン感情…いばらの道

2023年10月20日 21:05

芸能

猿之助被告の歌舞伎界復帰の道筋は 「人を呼べる俳優No・1」も複雑なファン感情…いばらの道
市川猿之助被告 Photo By スポニチ
 両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)の初公判が20日、東京地裁(安永健次裁判官)で開かれ、猿之助被告は起訴内容を認めた。被告人質問では親族間の問題などで悩んでいたことが明らかになり、事件に至った心境を「地獄の釜のふたが開いた」と表現。歌舞伎界に復帰したいとの意思も示した。
 初公判では、猿之助被告が歌舞伎界に復帰したい意向を持っていることが示されたが、歌舞伎関係者は「松竹も戻したいと思っている」と話した。

 歌舞伎座の年間興行収入は約80億~100億円とされる。「人を呼べる俳優No・1だった」(同関係者)という猿之助被告は、人気俳優の中でも稼ぎ頭だった。

 判決は執行猶予が付く可能性が高い。「具体的な形は未定だが、復帰への道筋がついているのは間違いない」と語る関係者もいる。現在、歌舞伎公演は2年ほど先まで埋まっているという。演劇関係者は「もちろん猿之助被告はキャスティングされていません。猿之助被告は2~3年は裏方として携わり、執行猶予が明けてから俳優に戻るのではないか」と話している。

 一方で、名俳優だった父・段四郎さんの死に関わった猿之助被告にファンが複雑な感情を抱く可能性も高い。猿之助被告にとっては、復帰がいばらの道になるのは間違いない。

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