猿之助被告の「歌舞伎で償いたい」めぐり…太田光「社会が考える必要ある」杉村太蔵「その感覚持てない」

2023年10月22日 11:35

芸能

猿之助被告の「歌舞伎で償いたい」めぐり…太田光「社会が考える必要ある」杉村太蔵「その感覚持てない」
市川猿之助被告 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(58)が22日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)の初公判について語った。
 20日の初公判では、猿之助被告は濃紺のスーツに青のネクタイ、白いシャツ姿で一礼し入廷。口元には白いマスク、髪の毛は7月の保釈の時よりも短く整えられていた。裁判長から職業を聞かれると「歌舞伎俳優です」と答えた。検察側から「許されるのであれば、歌舞伎で償っていきたい」との供述調書が読み上げられ、被告人質問では「歌舞伎が自分の存在そのもの」と語った。

 検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審し、判決は11月17日に決まった。

 猿之助被告の「許されるのであれば、歌舞伎で償っていきたい」をめぐり、出演者の元衆院議員でタレント杉村太蔵は「仮に自分がこうなったときに、“再びサンジャポで償いたい”って、その感覚はまず持てない」。放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏も「彼の証言の信憑性が引っかかっちゃう。裏付けないし。それで復帰は考えにくい」と疑問を呈した。

 一方、太田は「お客さんも“戻ってきてほしい”って。この状態でも考える人がいるというジャンルであるということを、もう1回社会が考える必要がある」とコメント。

 メイプル超合金・カズレーザーから「そういう需要があっても、歌舞伎界がそれに従わなければならないということではない」と指摘されると「それを今の社会とどうなじませるかというのは問われていると思う」と述べた。
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