長嶋一茂 「とにかく厳しかった」恩師の死に目に会えず後悔「会えなかったのが今でも心残りで」

2023年10月22日 16:12

芸能

長嶋一茂 「とにかく厳しかった」恩師の死に目に会えず後悔「会えなかったのが今でも心残りで」
長嶋一茂 Photo By スポニチ
 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が、22日放送の日本テレビ系「有名人の知らない有名人の話!」(後2・00)に出演し、今は亡き恩師への感謝を語った。
 出演者と関係のあるエピソードを持った人たちによる、知られざる話が明らかになるトークバラエティー番組。一茂は著書の中で、現役時代に怒られまくったある人物の名を挙げていた。その人物は故アイク生原さん(享年55)。野球を学ぶために米国へ渡り、ドジャースの傘下チームでの靴磨きなど下働きから始め、最終的にド軍のオーナー補佐にまでなった人で、02年には野球殿堂入りも果たした。

 一茂は著書で「彼は本当に厳しい人で、毎日のように俺に手紙を書いて、俺を叱り、励まし、導いてくれた」とつづっており、とにかく厳しさが印象に残っているという。「1人でアメリカに渡って、初めてアイクさんからやっと、俺が25になってやっと人間としての教育をしてくれる人が現れたなって感じ」。父・茂雄氏との関係性から、学校の先生なども一茂を腫れ物に触るような目で見ていたというが、「アイクさんはそういうのはまったく関係ない。とにかく厳しい」と、フラットな目線で一茂を指導してくれたことを明かした。

 そんなある日、アイクさんから電話がかかってきたという。「また野球のことかなと思ったら、“一茂、俺、ちょっと腰が痛いんだ”って。“ロスに行って1回、検査してみる”って行ったら、もう末期のがんだった。たぶんその年に天国に行っちゃって」。病気の発覚から数カ月での出来事。一茂はアイクさんの死に目に会うことはできなかったという。「“お前は絶対、フロリダから離れるな。毎日、お前はそこでやることがあるから、絶対俺に会いに来ちゃダメだ”って。今から思えば、アイクさんの俺への親心だったんだろうと勝手に思ってるけど、会えなかったのが今でも心残りで」と寂しそうにつぶやいていた。
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