もんたよしのりさん急逝 高校時代に意図的に声をつぶして手に入れたハスキーボイス
2023年10月22日 23:05
芸能
1971年にソロ歌手としてデビューしたがヒットに恵まれず、80年に「もんた&ブラザーズ」として再デビュー。同年のデビューシングル「ダンシング・オールナイト」はもんたさんのハスキーボイスとシャウトが鮮烈な印象を与えて、オリコン10週連続1位を記録。累計売り上げ200万枚で80年代最大のヒットと言われた。独特のハスキーボイスは高校時代、意図的に声をつぶして手に入れた。この年、日本レコード大賞金賞、全日本有線放送大賞など数々の賞を総なめにし、NHK紅白歌合戦にも初出場した。
81年の通算4作目「DESIRE」は累計約30万枚のヒット。大橋純子(73)とのデュエット曲「夏女ソニア」や、作詞作曲した「ギャランドゥ」を故西城秀樹さんに提供し、西城さんの代表曲の一つになった。84年のバンド解散後、ミュージカルや映画などにも出演し俳優活動も行った。
先月26日にはNHK音楽番組「うたコン」に生出演。「ダンシング・オールナイト」や「ギャランドゥ」を披露。変わらぬハスキーボイスで健在を示したばかりだった。それから1カ月足らず、あまりに突然の別れとなった。
もんた よしのり 本名門田頼命(かどた・よしのり)。1951年(昭26)1月8日生まれ、兵庫県出身。71年、シングル「この足の鎖ひきちぎりたい」でソロ歌手デビュー。80年、もんた&ブラザーズを結成。作曲家、俳優としても活躍。82年に一般女性と結婚し、83年に長女が誕生した。