BUCK―TICK櫻井敦司さんの命を奪った脳幹出血とは 脳出血の中でも生存率が…

2023年10月24日 14:32

芸能

BUCK―TICK櫻井敦司さんの命を奪った脳幹出血とは 脳出血の中でも生存率が…
BUCK-TICKの櫻井敦司さん Photo By スポニチ
 「BUCK―TICK」のボーカル・櫻井敦司さんが脳幹出血のため19日午後11時9分、死去した。57歳。群馬県出身。
 19日にKTZepp Yokohamaで行われたファンクラブ限定のコンサート中に体調不良で病院に救急搬送されていた。

 脳幹とは、呼吸や血圧を保つなどの生命維持に大切な中枢神経系を構成する部位が集まる器官。一般的に原因は多くの場合、高血圧、ストレス、喫煙、食生活の乱れなどといわれる。症状には、頭痛や吐き気があり、出血量が多い場合には意識を失う時もある。脳出血の中でも脳幹出血は生存率が低いとされる。

 19日の公演では、1曲目の時点で櫻井は体調が優れない様子で歌い、2曲目で座り込み、3曲目終了後にはスタッフに抱えられ退場。櫻井が救急搬送され、そのまま公演は中止となった。「ライブ中で血圧が上がっていたのでは」とみる医療関係者の指摘もある。

 この公演の観客によると、同日午後7時過ぎには公演が中止されていた。この約4時間後に亡くなっていたことになる。

 2018年には消化管出血で全国ツアー中を延期している。同年12月9日の東京公演終了後に体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ、消化管出血と診断。しばらく療養が必要なため、本人・メンバー・スタッフ・医師と協議した結果、4公演の延期を決めていた。

 また、昨年8月には新型コロナウイルスに感染。同4日の愛知・Zepp Nagoya公演当日に「本日8月4日、櫻井敦司本人が体調に違和感を感じ医師の診察および検査を受けたところ、新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されました。本日のZepp Nagoya公演は開催を見送らせていただくこととなりました」と櫻井のコロナ感染と愛知公演の開催見送りを報告していた。
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