櫻井敦司さん急逝 ダイアモンド☆ユカイが追悼「俺よりまだまだ若かった…沢山の夢を有り難う」

2023年10月24日 15:35

芸能

櫻井敦司さん急逝 ダイアモンド☆ユカイが追悼「俺よりまだまだ若かった…沢山の夢を有り難う」
ダイアモンド☆ユカイ Photo By スポニチ
 ロックバンド「BUCK―TICK」のボーカル・櫻井敦司さんが、19日に脳幹出血のため死去したことが24日、分かった。57歳だった。80年代のロック界をけん引したカリスマ的存在だっただけに、音楽業界に衝撃が走った。
 訃報を受け、ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイ(61)は24日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「80年代からロックで駆け抜けた櫻井くんは俺よりまだまだ若かった。残念だけど残っている僕らが頑張ってロックを続けていく!!」と決意を記すと、「沢山の夢を有り難う。ご冥福をお祈り致します」と追悼した。

 櫻井さんは今月19日に行われたコンサート中に体調不良を訴え救急搬送されたが、搬送先の病院で脳幹出血のため息を引き取った。観客によると、1曲目の時点で体調が優れない様子だったという。2曲目で座り込んで歌い、3曲目終了後にはスタッフに抱えられ退場。その後救急搬送され、そのまま公演は中止となった。

 「BUCK―TICK」は、1984年春に結成された「非難GO-GO」を前身とし、翌85年に現メンバーでBUCK-TICKを結成。インディーズ活動を経て、1987年にメジャーデビューを果たした。デビュー当時は、急進的なハードコアバンド「ザ・スターリン」のカバーバンドで、服装とメイクを取り入れていた。1989年にリリースした4枚目のアルバム「TABOO」でチャート第1位を獲得。パブリックイメージとして定着している「バブル期」の音楽性は、櫻井の志向を反映したゴシック・ロック色が強い。

 1980年代後期のバンドブーム期から、1989年にメンバーの今井がLSD所持で逮捕された「謹慎」として約半年間活動休止したが、解散することなくメジャーで活動を続けており、メンバーの脱退や加入などもメジャーデビュー以降一切行われていない。後のヴィジュアル系バンドやアーティスト達に多大な影響を与えた。代表曲は「悪の華」「JUPITER」。

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